Our sisterly place “Elbereth ” rise this universe

こちらにお知らせするのが遅くなりましたが、私たちの姉妹店が(ギャラリー)2月2日にこの世界に誕生いたします。

オープンするまでの長い長い道のりの最中、何度も心が折れそうになりましたが

沢山の時間と愛情が注がれて、無事にこの世界に産まれることができました。

名前は Elbereth /エルベレス。

場所は、STARDUSTより南へ徒歩7分ほどの場所に位置しています。

「総神社」という神社の表鳥居から入り、裏鳥居を出たところが「Elbereth」と憶えると分かりやすいですよ。

神社の由縁書きを読むと、そこは源義朝と常盤御前の邸宅跡地で義経(牛若丸)生誕の場所だと伝えられていて

「常盤の森」と古図に記されていていたそうです。

菅原道真とも縁の深い場所で「菅原家日本最古文場」という立て札がついていたりするのです。

そんな歴史的にも興味深い場所にElberethは誕生しました。

そして、この「Elbereth」という名前の由来は

私自身大好きなファンタジーの著者であるJ・R・R・トールキンの

『指輪物語』の中に出てくるエルフ語がインスピレーションです。

トールキンの言語研究への情熱は類稀なるもので、エルフ語とは作中で造語されたものなのです。

近年になって映画化され、音声としてそのエルフ語の音を初めて聞いた時、

とても不思議な気持ちになったのを思い出します。

なぜかエルフ語の持つ音に心惹かれるものがあるのです。

エルフのエルは 「星」を意味し、物語の中では、はっきりとは語られませんがエルフ(族)は星からの民ということが見え隠れしているのです。

大きな声では言えませんが、きっとトールキンはどこかの星の言語、もしくは古の言語をキャッチしていたのではないかと想像しています。

「Elbereth」という単語には「星を燃え上がらせる者」や星の妃の意味も内包しています。

「Elbereth 」という響きが持つ、「星を燃え上がらせる者」の意味のように、世界中から縁があってこの場所に迎えるアーティスト達が、この場所と共鳴して熱く燃え上がるような、そして、そんな彼らとともに、私達も熱く燃え上がるような、そんな場所になるようにと想いを込めて名ずけました。

この「Elbereth」という場所から、また沢山の笑顔と幸せな時間が

この場から永く永く紡がれていきますように。

STARDUST共々、ご愛顧いただけますように。

これからもどうぞよろしくお願いたします。

清水香那