6/14 Tomoaki Akasaka talk show “Walking the Bear Trail ” at STARDUST

COSMIC WONDER の個展も始まり、STARDUSTがその世界を

航海中です。ですが、次なる輝く星が接近しています。

その輝く星の名は赤阪友昭。

彼のことをどんな言葉で伝えたら良いでしょうか。

冒険家であり神話研究家、

写真家であり映画監督でもあり、

ストリーテラー。

知りたいと思ったら、どこまでも。

内なる情熱の火の力は、赤阪友昭をこの星のいかなる場所へも運んで行きます。

モンゴルの遊牧民と共に馬と駆け、

カヌーを漕ぎ出しオルカを追い、

アラスカの深い森の中で熊に会い、

大草原でカリブーの群れを待ち焦がれ、

アイヌの長や琉球の長の声を届け、

マウナケア山頂、深淵の時間、光の生まれる瞬間に立ち会い、

神話を旅しながら、太古から受け繋がれた神秘なる星々の

声に耳を澄ませてきました。

根っからの冒険家である彼の人生の道は

起伏に富んだ道。

どんな時も、口笛を吹きながら、淡々と飄々と。

その目には純粋で強い光を保ちながら。

その歩みをどんな力も、誰も止めることはできません。

そんな彼の行くところ、いつも『熊』のスピリットが守護してきたの

ではないでしょうか。

その道は、熊と共に歩んできた「熊の道」。

今回、そんな赤阪友昭をSTARDUSTに迎え、

彼の物語に皆で耳を傾けたいと思います。

約10年の歳月、アラスカで撮り続けた未公開の画像もこの夜

初めて公開してくださいます。

奇跡のような夜になりそうです。

ぜひ、お越しください。

ご予約お待ちしています。

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Walking the Bear Trail ー 熊の道をゆく

日時 6月14日 金曜日

始まり 6時30分より 8時まで

参加人数 定員20名 要予約

予約方法 店頭まで直接お電話にてお申し込みください。

075-286-7296

参加費  3500円 (お茶付き)

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南東アラスカのレインフォレスト
熊に逢いたくて
サーモンが遡上する季節を待ち
森の中へと旅をした

熊の道をいくつか見つけて
その足跡をたどってみる
そうすることで
彼らの暮らしの様子がわかる

どこに野営をすればいいか
どこに食べ物をおけばいいか
熊の動きを想像しながら決めていく
彼らの道がすべてを教えてくれる
道には
あらゆる記憶が残されている

アラスカ先住民クリンギットの
熊をトーテムとする家系テクウェイディ
その一族に迎えられたとき
彼らの語り継ぐ神話を教えてもらった

いにしえより数千年を経て
語り継がれる彼らの物語に
刻まれているのは
彼らが歩いてきた足跡
彼らの道

わたしが歩いている道
それは熊の道だ

 

 

 

 

アラスカを十年以上かけて旅をしてきました。
きっかけは星野道夫との出会いでした。彼が亡くなる数ヶ月前のこと。アラスカの先住民を訪ねたくて、たまたま日本に帰国していた彼に会い、相談に乗ってもらいました。そして1996年8月、彼はロシアで熊に襲われて亡くなります。その後、私は一人でアラスカに通いはじめました。いくつもの先住民の村を訪ね、ともに暮らし、出会ったことを写真に残す作業を続けてきました。今回は、私が旅で撮影してきた写真や映像をご覧いただきながら、アラスカの自然や動物たち、そして人々の物語をお話したいと思います。

アラスカと日本、2つは遠い世界のように思われるかもしれません。しかし、黒潮の流れは三陸沖から日本を離れ対岸の北米大陸北西部にたどり着くのです。熊の一族の神話には、私たちの祖先が海を旅をした記憶が残されています。海によって隔てられながら、海によって私たちはつながっているのです。

熊の道は、私たちの祖先の道であり、記憶でもあるのです。

私は
熊であり
橋をかける人であり
物語る人である

みなさんと会えることを楽しみにしています。

赤阪友昭