11/11  Cinema & TALK SHOW 『Le jardin en movement 動いている庭』at STARDUST

今日は素敵なお知らせを。

個人的にもずっと観たいと思いながら、ずっとタイミングが合わなくて

観れていなかった「動いている庭」。

この映画を撮影された、監督の澤崎さんが

なんとご近所さんだった!ということで

STARDUSTで上映会とトークショウをしていただけることになりました。

なんて嬉しいご縁でしょう!

先日、『動いている庭』は ジル・クレマンさんの本国であるフランスでも

上映されたそうです。当日は、この映画を撮影された澤崎監督と

この映画の企画をし、奈良文化財研究所客員研究員で、日本庭園の研究をされている

エマニュエルさんを、お迎えしてトークショウもございます。

とても素敵な一日になりそうです。みなさまぜひ、お越しください。

 

『動いている庭』Le jardin en movement

できるだけあわせて、なるべく逆らわない

フランスの庭師 ジル.クレマンの言葉にそって
彼の庭が語りかけるものを切りとったドキュメンタリー

 


『動いている庭』上映会&トークショウ

日時 11月11日土曜日

上映は2部制です ご希望の時間をお選びください

●1部  開場 10:45 ~

上映開始 11:00 ~ 12:30

料金  1500 yen  (お茶付き)

定員  15名 (要予約)

 

●2部 (おかげさまで満席を頂きました。ありがとうございます)

開場   13:45〜

上映開始  14:00〜15:30

トークショウ (トークショーは2部のみとなります)

15:45〜16:45

ゲストスピーカー : エマニュエル・マレス、澤崎 賢一

料金 2000yen  (お茶付き)

定員  18名 (要予約 )

 

お申し込み方法

営業時間内(11:00から18:00)に お電話で直接 店頭までお申し込みください

075-286-7296

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

イントロダクション

この惑星は、庭とみなすことができる― パリで行われた展覧会「惑星という庭」で30万人を魅了したフランスの庭師ジル・クレマン。彼は、パリのアンドレ・シトロエン公園の庭やケ・ブランリー美術館の庭をつくったことで知られ、同時に、その背景にある思想が注目を浴びてきた。

クレマンは、総合地球環境学研究所が主催した連続講演会のために、2015年の冬に初めて日本を訪れた。計3回開催された講演会は、それぞれ彼の中心的な概念である「動いている庭」「惑星という庭」「第三風景」をめぐるものである。

たとえば、「動いている庭」。そこでは、草や木が自然の遷移の作用として移動し、その移動のダイナミズムの中で庭が構成されていく。それは自然なのか、文化なのか? 自然に寄り添い、かたちづくられ、変化し続ける庭は、従来の自然と文化を截然と切り離す二分法に基づく思考の再構成を促すものである。

日本各地を視察するクレマンの中心となる案内人は、彼の著作『動いている庭』を翻訳した庭師の山内朋樹と日本庭園を研究するエマニュエル・マレスである。このふたりと共に、クレマンは日本の庭を訪れ、日本の庭師と交流を深める。果たして、彼は日本の自然や文化に何を見出すことになるだろうか。

「動いている庭」、クレマンの自宅の庭には、その原型がある。クルーズ川に面した広大な庭の中を歩きながら、彼は「谷の庭」や「野原」と名付けられた場所を案内する。多様性に富んだ庭もさることながら、自ら建てた家に太陽光発電を設置し無駄に電気を使用しないことや、自宅の畑で採れた野菜で食事をすることなど、彼の生き方から私たちが学ぶことは多いだろう。すべては、この場所から始まったのである。

キャスト

photo Clement

ジル・クレマン
1943年生まれ。庭師、修景家、小説家など、数多くの肩書きをもつ。植物にとどまらず生物についての造詣も深く、カメルーン北部で蛾の新種(Bunaeopsis clementi)を発見している。庭に植物の動きをとり入れ、その変化と多様性を重視する手法はきわめて特異なもの。代表的な庭、公園に、アンドレ・シトロエン公園(パリ、1986-98年)、アンリ・マティス公園(リール、1990-95年)、レイヨルの園(レイヨル=カナデル=シュル=メール、1989-1994年)、ケ・ブランリ美術館の庭(パリ、2005年)などがある。おもな著作として、庭園論に『動いている庭』(1991年)、『惑星という庭』(1999年)、『第三風景宣言』(2004年)。小説に『トマと旅人』(1997年)ほか。
photo yamauchi
山内 朋樹
1978年生まれ。京都教育大学講師(美術科)。現代ヨーロッパの庭や修景をかたちづくる思想と実践を考察しつつ、その源泉を近現代の庭園史に探っている。また、在学中に庭師をはじめ、研究の傍ら独立。おもな仕事に「鹿と子の庭」(大津市、2013-14年)、「八草の庭」(京都市、2012-2016年)。庭に焦点をあてた芸術活動に「地衣類の庭」(第8回恵比寿映像祭、2016年)など。翻訳にジル・クレマン『動いている庭』(みすず書房、2015年)。
photo emmanuel
エマニュエル・マレス
1978年生まれ。工学博士、奈良文化財研究所客員研究員。専門は日本建築史・日本庭園史。2015年2月に開催された「ジル・クレマン連続講演会」を企画するなど、日本庭園の研究を通して日仏の文化の交流に尽力している。主な著書に『縁側から庭へ』(あいり出版)、編集に和英のシリーズ『京の庭の巨匠たち』(京都通信)みすず書房
監督について
photo sawazaki
澤崎 賢一
1978年生まれ。アーティスト/映像作家。知性化され、ステレオタイプ化された関係から解き放って、世界とのより直接的な相互関係に誘う映像作品の制作を行っている。近年、研究者や専門家に密着しながら世界各地の多様な自然文化を記録し、映像作品を制作。初めて制作した長編ドキュメンタリー映画《動いている庭》が「第8回恵比寿映像祭」にて初公開。主な展覧会に個展『Linguistic Montage』(MAXXX – Project Space、シエール、スイス、2015年)、二人展『Domestic Archaeology』(GALLERYTERRA TOKYO、東京、2013年)など。

 

http://garden-in-movement.com/