2/3 立春の夕べ 七弦琴の音色 seven-stringed koto at STARDUST

 

以前COSMIC WONDERの展示初日イベントでもご紹介させていただきましたが

今回、この立春の美しい節目に、七弦琴の奏者、伏見无家さんを再びお招きして

演奏会とトークショウも開催いさせていただくことになりました。

琴(きん)の起源は中国の神話時代まで遡ります。

その構造は陰陽五行思想からなり、琴は宇宙や神(龍)を体現したものであり

楽器自体が宇宙を表現して作られたもの。

七弦琴は内に向かい 奏でるもので

大勢の人に聞かせるものではなく 自分のために奏でるものだったそうです。

孔子以来、「琴、碁、書、画」は文人達の必修課目とされました。

琴を嗜むということは、琴道を探求することであるそうです。

日本には、奈良、平安の時代にもたらされ、貴族たちの間で嗜まれました。

光源氏も七弦琴を弾いていたと物語に残されています。

その後、武家の時代が来て、風流なものは排除され琴は消えてしまいます。

その後、明王朝が滅亡する際に、亡命の僧が江戸に伝え

日本の文人達に深く愛されたのだそうです。
ジョン.ウー監督の『レッドクリフ』(三国志)という映画で
金城武さんが演じた

諸葛孔明(しょかつこうめい)が奏でていたのも七弦琴です。

じつは、近年、日本では七弦琴の音色を聞ける機会はほとんどなかったのだそうです。
その琴に魅せられて、長年 その研究と演奏をされている、伏見先生。

爽やかな風のような方。こうして、この日 伏見先生をお迎えして

演奏していただけることに 心から感謝しています。
奏者、伏見无家さんとの出会いは

京都嵯峨野の厭離庵のご住職、
玄果さんに繋げていただいた嬉しい出会いです。

七弦琴は、十三弦の琴とはまた別の趣があり、決して華やかでは
ないのですが

心に染み入る詫びた音色。
切なくなるような音なのです。

その音色に、わたしは恋に落ちてしまいました。

そしてなにより、家元の伏見さんが、まるで風のような素敵な方なのです。

ぜひ、みなさまに出会っていただきたい方。
立春の節目に、起源前から 変わらず 引き継がれてきた 琴の音色に耳を澄ましましょう。

ぜひご参加くださいませ。
予約制となります。

皆様のお申し込みをお待ちしています。

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日時    2月3日土曜日 16時30分開場
17時開演
出演     疇祉琴社主宰 七弦琴奏者.伏見无家氏、

定員        20名
 予約制

参加費   2500yen

予約方法   STARDUST営業時間内に(11:0~18:00)

店頭まで直接お電話にてお申し込みください.
075-286-7296