Suion tea ceremony 月満ちる水音茶会
Suion tea ceremony
Magic sound ,water and full moon
月満ちる水音茶会
Yuko Ikeda solo exhibition 『Precious』related event –
ご報告となりますが 、先日の11月30日月が満ちる満月の日、
2人の茶人、堀口一子さんと川西まりさんによる
水音茶会を開催させていただきました。
この日、音の演出はMAMIUMU。
器は、現在開催中の池田優子 個展『Precious』
にてご覧頂ける茶器や道具たち。
それはそれは美しい景色が出現いたしましました。
当日参加して下さった皆さまあのひと時をご一緒できて幸せでした。
ありがとうございました。
最初は迎絵茶を楽しんでいただき。
一子席とまり席の二つのお席を
それぞれ交互に楽しんで頂いたのち、
最後に一子さんとまりさん二人が一緒にお茶を淹れ、
全員でお茶を味わっていただきました。
最後のお茶のひと時はMAMIUMUの奏でる音が響いて
私たちを包み込こんでくれました。
今思い出しても良い時間でした。
楽しかったなぁ。
立ち昇る湯気、
湯の湧く音、注がれる水の音に耳を澄ませて
茶葉が開いていく様に目を凝らし
揺れる琥珀色の水面に目を見張り
香りを嗅ぎ、一心に味わうと、
静けさが内に満ちてきます。
木の葉を湯や水で淹れて飲むという
この地球上で各地で古来より人々の暮らしの中で
日々行われているこの『お茶を飲む』という行為は国籍やあらゆるボーダーを
越えて人と人との心をつなぎ、心をほどき、時に慰め温め、
自身の内側を深く旅する扉を開けてくれる。
お茶の持つ役割に改めて感動した日でした。
お茶って素晴らしいですね。
この日を迎えるまでに、茶葉を選び、お菓子を準備し
器を選び、水を汲み、月が満ちるように心を尽くして準備して下さった 一子さん、まりさん、MAMIUMU、優子さん、くみこさんありがとうございました。
そしてもう一度、お越しくださった皆さまへ
心からありがとうございました。
また皆でこんな時間が持てますように。
会が終わって空を見上げると煌々と輝く大きな満月がまるで
笑っているようでした。
「世界はきっと大丈夫」ってね。
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水音茶会
迎茶
樹齢800年の古木生茶
一子席
台湾六亀山茶2013
甜品:水晶琥珀 (清水香那)
万里席
台湾六亀山茶1980
点心:ちまき (川西万里)
水音茶席
台湾六亀山茶紅茶
雲南省野生紅茶
最後に2つを合わせたスパイスティー
甜品:花梨のホワイトムーンサブレ (川崎久美子)
profile
◯茶絲道 堀口一子
茶の世界に魅せられ、ルーツである中国茶を中心に、喫茶、お茶会、お茶教室などを企画開催。
近年、お茶づくりや茶葉のルーツに関わる活動などを通し、自然茶研究も行う。茶の可能性を追究中。
◯TE tea and eating 川西まり
お茶を飲むこと、食べること、人が集う場をつくること。
茶人・ティーコーディネーター・食を中心とした企画主宰。
今年は主に台湾茶を中心に、関西から地方へと様々な場所で茶会を開催。
◯MAMIUMU 田中真由美
独自の発声法による聲。グラスハープ、ライアー、笛、太鼓、木・石・金属の鳴り物、等の楽器と道具を使った演奏。それらが響きの時空間を現出し、ひとつとなり創造すること。